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トピックストップ | 知っておきたい世間の常識
 
 
   
☆「薄口醤油」は「濃い口醤油」より塩分が少ないのか?

醤油を作るには、蒸し大豆に小麦と麹菌を加え、食塩水を足して1年ほど熟成させます。熟成中に進む発酵では、麹菌が大豆などの蛋白質や炭水化物を食べてアミノ酸やブドウ糖にまで分解し、独特な味を生んでくれます。この時肝心なのが食塩の濃度です。

まず、他の雑菌が生えないよう、食塩の濃度は16%以上とします。ほぼ18〜19%にして熟成させたのが普通の「濃い口醤油」で、麹菌が活発に蛋白質を分解するためエキス(旨み成分)の濃度も高く、最高で17%になります。一方、食塩を20%以上にすると、さすがの麹菌も活性がやや落ちて、エキス分が12%前後にしかならず、塩分は濃いけれど味も色も薄い「薄口醤油」になるわけです。

「濃い口醤油」は加熱のとき味が落ちやすいのですが、「薄口醤油」は、塩分が多いため少量で塩味がつくし、食材の風味を損ないにくいため、煮物や汁物に使います。
☆レモンのすっぱさはビタミンC?

ビタミンCは体内のいろんな化学変化を助ける物質ですが、体内の備蓄量は少ないため、仕事を始める朝にこそ取りたいもの。それには柑橘類とかキウイなどのフルーツが有効で、生のキウイなら60gでほぼ1日の所要量がまかなえます。

柑橘類とくれば、ビタミンCを連想します。レモンやグレープフルーツのすっぱさもビタミンCが出していると思いがちです。けれども主役はビタミンCではありません。クエン酸です。

「クエン」は漢字で「枸櫞」と書きますが、これは中国の古語でレモンのことですから、「クエン酸」イコール「レモン酸」だというわけです。クエン酸は、水素イオンを出すカルボキシル基を3つ持っている「3価の有機酸」で、清涼飲料水やキャンディーの爽やかなすっぱさもクエン酸が出しています。
☆かき氷は太らない?

キーンと冷たく甘いかき氷、浴衣とうちわと共に夏の風物詩です。かき氷を科学してみましょう。

かき氷の重さが100g、温度が氷点下10℃とします。エネルギーをJ(ジュール)という単位で測れば、氷点下10℃の氷をまず0℃の氷にするのに2,000J、それを溶かして0℃の水にするのに33,000J、その後36℃まで上げるのに15,000Jが必要になり、全部合わせて50,000J。

かたや砂糖のカロリーは、1g当たり16,500Jなので、50,000Jを出すにはおよそ3gが必要になります。こうしてみると、かき氷にかけてあるシロップの砂糖が3g以下なら、カロリーを気にしなくていいわけですね。

使うエネルギーの方が大きければ太らない・・・・・・・その差し引きはどうなのか? これを常に考えていれば太らないはずです。

 

☆ チョコレートと一緒に食べたガムが・・・・・?!?!


ガムを噛みながらチョコレートを食べると、ガムがだんだん減っていきます。チョコレートの代わりにビスケットなどでも同じことが起こります。何故でしょうか?

ガムは普通、ポリ酢酸ビニルという合成高分子(ポリマー)をベースに、シロップや糖類、香料などを加え、よく練って作ります。ポリ酢酸ビニルは有機物なので、唾液の水分には全く溶けません。しかし、同じ有機物の油類に出会った時は違います。チョコレートに含まれるカカオバターも、ビスケットに使う油脂もポリ酢酸ビニルとよく馴染み合う有機物ですから、そうした有機物がポリ酢酸ビニルにしみこみ、高分子をバラバラにしてしまいます。ガムのベースも、目に見えないほどの長さの高分子が寄り集まっただけなので、油脂類に「溶けてしまう」わけです。

髪の毛にガムが付いたとき、水で洗ってもダメですが、ムースか何か油脂でできているものをかければ簡単に取れるのも「似たもの同士」の利用です。

 

☆ 血液型と性格は関係する?


血液型で性格や体質が決まるとか、相性が良いとか悪いといった話が良く飛び交うし、そんな本も書店に並んでいます。果たして真実はどうなのでしょうか?

性格の話では、もっぱらABO式血液型を使います。これは、赤血球の表面にどんな等の分子が繋がっているかで分類したものですが、日本に5,000万人もいるA型人間の性格が似ているという発想からして、相当無理があります。

しかもこの100年、血液型はずいぶん複雑だと解ってきました。赤血球に注目した分類だけでもABO式以外にルイス式、li式、P式があり、白血球のアミノ酸に注目した分類がHLA式で、他にRh式、MN式もあります。これだけで血液は1,000種類を超えるし、今後も新しい発見があって増えるでしょうから、ABO式だけ考えても仕方ありません。

性格は、仮に血液型が少しは関係するとしても、家庭環境や人間関係、生活習慣、宗教などで決まる側面の方がはるかに大きい筈です。

 

☆ 暗闇に目が慣れる・・・・・とは?


眠りに付く前、部屋の明かりを消してしばらくすると目が慣れてきます。あの時、いったい何がおきているのでしょう?

目の網膜で光を吸収するのは、オプシンという蛋白質に結合したレチナールという物質で、結合したものを「ロドプシン」といいます。光を受けたらほぼ一瞬でレチナール分子の構造が変わり(これで神経細胞に「見えたぞ!」の信号が出る)、やがてオプシンから離れていきます。離れている間はロドプシンの「お休み」状態ですが、2つの分子はその後また合体し、光を吸収できる形に戻ります。

網膜に何千兆個もあるロドプシンのうち、明るい所では「お休み」状態が多くなってしまいます。強烈なフラッシュを浴びて目がやられるのは、「お休み」状態だらけになるからです。でも暗闇に入った後、レチナールとオプシンは、10分で約1割が、30分も経てば99%がまた合体するため、目もゆっくり「慣れてくる」というわけです。

 

☆ 水はあまり飲めないのに、どうしてビールはたくさん飲めるの?


飲んだ水は食道から胃に入ります。その後しばらく胃にいるけれど、胃ではほとんど吸収されません。十二指腸から小腸や大腸について、ようやく吸収が始まるが、腸に着くまでは30分とか1時間とか、時間がかかるから、そのうちに胃がギブアップ状態になり、水はあまり飲めません。

ビールにはアルコールが入っていているので、胃の壁から吸収されるアルコールにくっついて、水も吸収されます。ですから、生水に比べてたくさん飲めるわけです。

体から出る水は最後には膀胱に溜まるが、その手前のゲートの腎臓では、1日にドラム缶1本、180リットルというすごい量の水が通過するが、その99%以上はリサイクルされて、尿に出るのは1.5リットルしかありません。

バソプレシンというホルモンが「水をリサイクルしろ!」と命令を出すわけだが、このホルモンを作る酵素をエタノールが抑えてホルモンを減らす。だからビールを飲むとトイレが近くなる。つまり尿はビールに入っていた水分というよりは、体から搾り出された水というわけです。脱水になってはまずいから体はビールの水分もどんどん吸収しようとして、ますますビールが飲めるようになるというわけです。


☆ 食物繊維入りドリンクって、繊維なんか見えないけど、本当に入っているの?


コンビニなんかで「食物繊維入りドリンク」を売っているけど、あれって透明だけど本当に繊維が入っているのか?という疑問をよく耳にします。

「食物繊維」とは「ヒトの消化酵素が分解できない食品成分」のことです。グルコース(ブドウ糖)の分子がずらずら繋がった「多糖類」で、一番有名なのがセルロースです。同じグルコースが繋がったデンプンは消化できるのに対して、セルロースは消化できません。

消化できないということは、大腸に入って大変良いことをしてくれます。コレステロールや胆汁酸といった不要な物質をくっつけて排泄したり、水分を吸収して軟らかくなってお通じを良くしたり、腸内細菌の餌になって、役に立つビフィズス菌や乳酸菌を増やしたりします。

これらの食物繊維ドリンク、「原材料=ポリデキストロース」というものが主流です。デキストロースはグルコースのこと、「グルコースを繋げた分子」という意味でも、実際はブドウ糖に少しソルビトールを加えて繋げています。水に良く溶けているから目には見えませんが、水を蒸発させてしまえば勿論目に見える個体が出てきます。このポリデキストロースは化学合成品だから食物由来ではないが、低カロリーで腸にも良い働きをするし、水溶性なのでドリンクにも良く使われています。

<ここで一言>
その1:昔ながらの和食(野菜や穀物、芋など)なら繊維源もたっぷり!
その2:食事の前後に飲まなければ、効果の程は期待できません! CMなどではこの点に関しては全く触れていないのは問題だと思います。

 

☆卵がコレステロール値を上げるって本当?


コレステロール値が上がるからといって卵やイクラを食べない人がいます。これって意味のあることなの?!

人間の体は60兆ほどの細胞でできているが、細胞の壁を作る材料の一つがコレステロールです。そのほか、男性ホルモンや女性ホルモンも、ビタミンDも、コレステロールがほんの少し化学変化したもの。そういう分子なので、誰でも体重の0.2%くらいのコレステロールを持っています。体重60sの人なら120gのコレステロールを持っていることになります。身近な食べ物のうち、コレステロールの一番濃いのが卵の黄身で、重さの1%くらい。卵1個が50gとして黄身は20g、コレステロールは0.2g。卵を2個食べても体内のコレステロールのせいぜい300分の1。

しかし、コレステロールを増やす食べ物が別にあります。脂肪は水に溶けないから消化するためには乳液みたいにしなければならない。それをするのが胆汁酸という分子。そして胆汁酸の原料がコレステロール。脂肪が体内に入ってくると肝臓はせっせとコレステロールを作って、余った分を血液に入れてしまう。それでコレステロール値が上がるというわけです。
コレステロールが心配なら、脂肪を控えることが一番!

 

☆茶色の卵や有精卵って、体にいいの?


食品売り場で茶色い<赤玉>って卵を売っていた。<有精卵だから体に良い>というようなことも書いてあって、値段は白い卵の2倍から3倍。でも、あの卵は本当に体にいいの?

卵は雛の体になるものだから栄養はたっぷり。炭水化物はゼロで、重さの4分の3くらいは水だが、蛋白質と脂質がそれぞれ10%以上。ビタミン・ミネラルが1%とバランスも取れていて、体にいい食品です。
しかし、茶色だから、有精卵だから良いというのは怪しい話!
殻の色は鶏の種類が決まれば決まってしまうもの。茶色の卵は、たまたまあんな色の物質が殻についているだけ。中身は白い卵と同じ。

<有精卵>が良いかどうかも疑問。普通の卵は、メスの鶏だけをケージに入れて生ませた<無精卵>で、抱いても雛はかえらない。販売元に問い合わせたら、オスと一緒に飼っているメスの産んだ卵が有精卵だというけれど、大体メス20羽にオス1羽を混ぜて飼っているだけで、卵が全て受精しているかどうかは保証の限りではないとのこと。有精卵の確認方法は、卵を割って黄身の<胚盤>を見れば判明するというが、有精卵かどうか解らずに売ったり買ったりしている、というのが真相のようです。
もう一つの問題! 有精卵は保存上に問題あり。卵はわりに日持ちがしても、うっかり30℃くらいの場所に置くと発生が進んで、鮮度が落ちた状態になる。そのため<有精卵>は冬場しか作らないという生産者も多いと聞く。

<雛になりかけの生命パワーがある>とか何とかいって有精卵を讃える人がいるけれど、<生命パワー>とくればSFの世界? 高価であれば良いと思っていれば構わない話であるが・・・・・?!?!

 

☆動物の飽和脂肪は体に悪いって、本当?


動物脂肪は飽和型だから体に悪い、植物油は不飽和だから良い、って本当?
固体の脂肪も、液体の脂も、グリセリンという分子に脂肪酸の分子が3つ結合した<トリグリセリド>っていう物質の仲間で、もっと大きく言えば脂質という物質。脂肪酸は炭素原子が10いくつも繋がった長い分子。その炭素原子の繋がり方で飽和・不飽和を区別している。繋がりが単結合(−CH2−CH2−)だと飽和結合、二重結合(−CH=CH−)のときは不飽和結合といい、単結合しかない脂肪酸は<飽和>脂肪酸、二重結合が1個なら<モノ不飽和>脂肪酸、2個以上なら<ポリ不飽和>脂肪酸という。

自然界を見渡すと、確かに動物脂肪の脂肪酸は飽和型がやや多く、植物油は不飽和型が多いという傾向はあるが、例外もたくさんある。アブラヤシ油はラードよりも飽和型の脂肪酸が多いし、ココナッツ油なんかはほぼそっくり飽和型だ。

飽和・不飽和といっても、トリグリセリドの脂肪酸はたいていが<モノ不飽和>。10いくつもある結合のたった1個が二重結合だから差はほとんど考えられない。二重結合の数で見ると、オリーブ油とラードもいい勝負だ。

不飽和脂肪酸には、リノール酸やα‐リノレン酸といった、人体が作れない<必須脂肪酸>もあるが、この2つはどんな脂質食品も含んでいる。健康にいいというオレイン酸なら、ラードもヘット(牛脂)も40%以上含んでいる。
結論:動物脂肪も植物油もそれほど変わりがない。大切なことは脂肪や油を取り過ぎない事!

 

☆アルカリイオン水って、本当に体に良いの?


水を電気分解すると、+電極ではH2Oが電子を取られてO2が出る。その時同時に水素イオンH+もできるから、電極近くの水は酸性になる。その水を<酸性イオン水>と呼んでいる。

一方−電極では、H2Oが電子をもらい水素H2が出るほか、そばの水は水酸化物イオン(OH-)ができるためアルカリ性になる。その水が<アルカリイオン水>というわけだ。勿論こうやって作った<酸性イオン水>と<アルカリイオン水>を混ぜれば、元の水道水に戻ってしまう。
アルカリイオン水を飲むと体に良いといって宣伝しているが、人間の体は飲んだ水の酸性・アルカリ性でどうかなるほどヤワじゃない。例えば<アルカリイオン水>を飲んだとしよう。水が食道を通って入る胃の中は、トイレ掃除などに使う希塩酸に近いpH1.5くらいの酸性だから、コップ1杯くらい飲んだって胃散を中和するパワーなんてない。

同じような話に、「酸性食品は悪い、アルカリ性食品は良い」というものがあったが、大正時代にO大学のK教授が「ウサギに大根おろしを食べさせたら血液が酸性に傾いて病気になった」って学会発表した。当時はたいした道具もなく、小数点以下の1桁目も怪しかったが、大学教授がそう言うんだから「酸性食品は悪く、アルカリ性食品は良い」なんて話がたちまち全国に広まった。

血液のpHは7.38から7.42の間に収まっていて、7.30まで下がれば意識不明になるくらいだ。
結論:科学っぽい話につい乗ってしまう人は多い。しっかり見極めないと大損するだけでなく、健康を損なうこともあるのでご用心!!! ご用心!!!

 

 
   
     
 
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